javax.naming.spi
インタフェース ObjectFactoryBuilder

public interface ObjectFactoryBuilder

このインタフェースは、オブジェクトファクトリを生成するビルダを表します。

JNDI フレームワークでは、「オブジェクトファクトリ」を使ってオブジェクト実装を動的にロードすることが可能です。たとえば名前空間にバインドされたプリンタを検索する場合、印刷サービスがプリンタ名を Reference にバインドすると、プリンタ Reference を使ってプリンタオブジェクトを生成して、ルックアップの呼び出し側がルックアップ後に直接プリンタオブジェクトで操作できるようになります。ObjectFactory は名前空間のオブジェクト生成を行います。JNDI は、オブジェクトファクトリの使用およびロードにデフォルトのポリシーを使います。NamingManager.setObjectFactoryBuilder() で、プログラム定義によるオブジェクトファクトリの生成およびロードの方法を格納する ObjectFactoryBuilder を呼び出すことによって、このデフォルトのポリシーをオーバーライドできます。オブジェクトファクトリを生成するために、どの ObjectFactoryBuilder の実装でもこのインタフェースを実装する必要があります。

導入されたバージョン:

1.3

関連項目:

ObjectFactory, NamingManager.getObjectInstance(java.lang.Object, javax.naming.Name, javax.naming.Context, java.util.Hashtable), NamingManager.setObjectFactoryBuilder(javax.naming.spi.ObjectFactoryBuilder)

メソッドの概要

ObjectFactory

createObjectFactory(Object obj, Hashtable<?,?> environment) 指定された環境を使って、新しいオブジェクトファクトリを生成します。

メソッドの詳細

createObjectFactory

ObjectFactory createObjectFactory(Object obj,
                                  Hashtable<?,?> environment)
                                  throws NamingException

指定された環境を使って、新しいオブジェクトファクトリを生成します。

この環境パラメータは呼び出し側が所有します。実装はオブジェクトを変更せず、そのオブジェクトに対する参照も保持しませんが、その複製またはコピーに対する参照を保持することがあります。

パラメータ:

obj - null の可能性がある、ファクトリ生成対象のオブジェクト

environment - ファクトリを生成する際に使用する環境。null も可

戻り値:

ObjectFactory の null 以外の新しいインスタンス

例外:

NamingException - オブジェクトファクトリを生成できない場合