JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

javax.naming
クラス NamingException

java.lang.Object
  上位を拡張 java.lang.Throwable
      上位を拡張 java.lang.Exception
          上位を拡張 javax.naming.NamingException
すべての実装されたインタフェース:
Serializable
直系の既知のサブクラス:
AttributeInUseException, AttributeModificationException, CannotProceedException, CommunicationException, ConfigurationException, ContextNotEmptyException, InsufficientResourcesException, InterruptedNamingException, InvalidAttributeIdentifierException, InvalidAttributesException, InvalidAttributeValueException, InvalidNameException, InvalidSearchControlsException, InvalidSearchFilterException, LimitExceededException, LinkException, NameAlreadyBoundException, NameNotFoundException, NamingSecurityException, NoInitialContextException, NoSuchAttributeException, NotContextException, OperationNotSupportedException, PartialResultException, ReferralException, SchemaViolationException, ServiceUnavailableException

public class NamingException
extends Exception

Context および DirContext インタフェースでの操作によってスローされるすべての例外のスーパークラスです。失敗の性質がサブクラスの名前で示されます。この例外は、操作が失敗した位置、解決が最後に行われた位置を正確に示す情報を取得します。

null はこれらのどのフィールドにも受け入れられます。null は、上記のような情報がフィールドに対して記録されないことを意味します。

NamingException インスタンスは、並列マルチスレッドアクセスに対して同期化されません。単一の NamingException インスタンスにアクセスして変更しようとする複数のスレッドによって、オブジェクトはロックされます。

この例外は汎用的な例外チェーン機構に適合するように改良されています。「ルート例外」 (「根本原因」とも呼ばれる) は、Throwable.getCause() メソッドで返される「原因」と同じオブジェクトです。

導入されたバージョン:
1.3
関連項目:
直列化された形式

フィールドの概要
protected  Name remainingName
          未解決の残りの名前を含みます。
protected  Name resolvedName
          正常に解決された名前の部分を含みます。
protected  Object resolvedObj
          名前の部分が正常に解決されたオブジェクトを含みます。
protected  Throwable rootException
          この NamingException がスローされる原因となった元の例外を含みます。
 
コンストラクタの概要
NamingException()
          NamingException を新しく構築します。
NamingException(String explanation)
          NamingException を説明付きで新しく構築します。
 
メソッドの概要
 void appendRemainingComponent(String name)
          残りの名前の最後のコンポーネントとして名前を追加します。
 void appendRemainingName(Name name)
          残りの名前の最後のコンポーネントとして「名前」からコンポーネントを追加します。
 Throwable getCause()
          この例外の原因を返します。
 String getExplanation()
          この例外に関連した説明を取得します。
 Name getRemainingName()
          名前の残りの未解決部分を取得します。
 Name getResolvedName()
          正常に解決された名前の先頭部分を取得します。
 Object getResolvedObj()
          正常に解決されたオブジェクトを取得します。
 Throwable getRootCause()
          この NamingException の根本的原因がある場合は、その根本的原因を取得します。
 Throwable initCause(Throwable cause)
          この例外の原因を、指定された値に初期化します。
 void setRemainingName(Name name)
          この例外の remainingName フィールドを設定します。
 void setResolvedName(Name name)
          この例外の resolvedName フィールドを設定します。
 void setResolvedObj(Object obj)
          この例外の resolvedObj フィールドを設定します。
 void setRootCause(Throwable e)
          この NamingException の根本的原因を記録します。
 String toString()
          この例外の文字列表現が生成されます。
 String toString(boolean detail)
          より詳細な文字列表現が生成されます。
 
クラス java.lang.Throwable から継承されたメソッド
fillInStackTrace, getLocalizedMessage, getMessage, getStackTrace, printStackTrace, printStackTrace, printStackTrace, setStackTrace
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

resolvedName

protected Name resolvedName
正常に解決された名前の部分を含みます。これは合成名で、null を指定できます。このフィールドはコンストラクタによって初期化されます。get メソッドおよび set メソッドによってこのフィールドにアクセスし、処理します。

関連項目:
getResolvedName(), setResolvedName(javax.naming.Name)

resolvedObj

protected Object resolvedObj
名前の部分が正常に解決されたオブジェクトを含みます。null を指定できます。このフィールドはコンストラクタによって初期化されます。get メソッドおよび set メソッドによってこのフィールドにアクセスし、処理します。

関連項目:
getResolvedObj(), setResolvedObj(java.lang.Object)

remainingName

protected Name remainingName
未解決の残りの名前を含みます。これは合成名で、null を指定できます。このフィールドはコンストラクタによって初期化されます。get、set、および「append」メソッドによってこのフィールドにアクセスし、処理します。

関連項目:
getRemainingName(), setRemainingName(javax.naming.Name), appendRemainingName(javax.naming.Name), appendRemainingComponent(java.lang.String)

rootException

protected Throwable rootException
この NamingException がスローされる原因となった元の例外を含みます。このフィールドは、元の例外から取得可能な追加情報がある場合や、NamingException のサブクラスにマップできない元の例外がある場合に設定されます。null を指定できます。

このフィールドは、汎用的な例外チェーン機能以前から使用されています。今後この情報にアクセスするときは、initCause(Throwable) および getCause() メソッドを使用することをお勧めします。

関連項目:
getRootCause(), setRootCause(Throwable), initCause(Throwable), getCause()
コンストラクタの詳細

NamingException

public NamingException(String explanation)
NamingException を説明付きで新しく構築します。指定されていないフィールドはすべて null に設定されます。

パラメータ:
explanation - null の可能性がある、この例外に関する追加の詳細情報を含んだ文字列
関連項目:
Throwable.getMessage()

NamingException

public NamingException()
NamingException を新しく構築します。フィールドはすべて null に設定されます。

メソッドの詳細

getResolvedName

public Name getResolvedName()
正常に解決された名前の先頭部分を取得します。

戻り値:
正常に解決された名前の部分。合成名である。null の場合は resolved name フィールドが設定されていないことを示す
関連項目:
getResolvedObj(), setResolvedName(javax.naming.Name)

getRemainingName

public Name getRemainingName()
名前の残りの未解決部分を取得します。

戻り値:
解決されていない名前の部分。合成名である。null の場合は、remainingName フィールドが設定されていないことを示す
関連項目:
setRemainingName(javax.naming.Name), appendRemainingName(javax.naming.Name), appendRemainingComponent(java.lang.String)

getResolvedObj

public Object getResolvedObj()
正常に解決されたオブジェクトを取得します。これは、解決された名前がバインドされているオブジェクトです。

戻り値:
null の可能性がある、これまでに解決されたオブジェクト。null は resolvedObj フィールドが設定されていないことを示す
関連項目:
getResolvedName(), setResolvedObj(java.lang.Object)

getExplanation

public String getExplanation()
この例外に関連した説明を取得します。

戻り値:
null の可能性がある、この例外について説明する詳細文字列。null の場合、この例外には詳細メッセージはない
関連項目:
Throwable.getMessage()

setResolvedName

public void setResolvedName(Name name)
この例外の resolvedName フィールドを設定します。

name は合成名です。複合名または文字列を使用してこのフィールドを設定する場合は、複合名を文字列化してから、その文字列を使用して単一のコンポーネントを含む合成名を作成する必要があります。その結果示された合成名を使用して、このメソッドを呼び出すことができます。

name のコピーが作成および格納されます。その後 name を変更してもこの NamingException のコピーには影響せず、逆の場合も同じです。

パラメータ:
name - null の可能性がある、解決名を設定する名前。null の場合、resolvedName フィールドは null に設定される
関連項目:
getResolvedName()

setRemainingName

public void setRemainingName(Name name)
この例外の remainingName フィールドを設定します。

name は合成名です。複合名または文字列を使用してこのフィールドを設定する場合は、複合名を文字列化してから、その文字列を使用して単一のコンポーネントを含む合成名を作成する必要があります。その結果示された合成名を使用して、このメソッドを呼び出すことができます。

name のコピーが作成および格納されます。その後 name を変更してもこの NamingException のコピーには影響せず、逆の場合も同じです。

パラメータ:
name - null の可能性がある、残存名に設定する名前。null の場合、remainingName フィールドは null に設定される
関連項目:
getRemainingName(), appendRemainingName(javax.naming.Name), appendRemainingComponent(java.lang.String)

setResolvedObj

public void setResolvedObj(Object obj)
この例外の resolvedObj フィールドを設定します。

パラメータ:
obj - null の可能性がある、解決オブジェクトに設定するオブジェクト。null の場合、resolvedObj フィールドは null に設定される
関連項目:
getResolvedObj()

appendRemainingComponent

public void appendRemainingComponent(String name)
残りの名前の最後のコンポーネントとして名前を追加します。

パラメータ:
name - 追加するコンポーネント。名前が null の場合、このメソッドは機能しない
関連項目:
setRemainingName(javax.naming.Name), getRemainingName(), appendRemainingName(javax.naming.Name)

appendRemainingName

public void appendRemainingName(Name name)
残りの名前の最後のコンポーネントとして「名前」からコンポーネントを追加します。

name は合成名です。複合名を追加する場合は、複合名を文字列化してから、String パラメータを受け入れるオーバーロードされた形式を呼び出します。

その後 name を変更しても、この NamingException の remaining field フィールドには影響せず、逆の場合も同じです。

パラメータ:
name - null の可能性がある、追加する順序付きコンポーネントを含んだ文字列。名前が null の場合、このメソッドは機能しない
関連項目:
setRemainingName(javax.naming.Name), getRemainingName(), appendRemainingComponent(java.lang.String)

getRootCause

public Throwable getRootCause()
この NamingException の根本的原因がある場合は、その根本的原因を取得します。ネーミング例外の根本的原因は、サービスプロバイダが呼び出し側に対して名前以外に関連する例外を示すときに使用されますが、同時に NamingException 構造を使用してネーミング操作処理の完了状況を示す場合にも使用されます。

このフィールドは、汎用的な例外チェーン機能以前から使用されています。今後この情報を取得するときは、getCause() メソッドを使用することをお勧めします。

戻り値:
null の可能性がある、このネーミング例外の原因となった例外。null の場合は、このネーミング例外に対して根本的原因が設定されていないことを示す
関連項目:
setRootCause(java.lang.Throwable), rootException, getCause()

setRootCause

public void setRootCause(Throwable e)
この NamingException の根本的原因を記録します。ethis の場合、このメソッドは機能しません。

このフィールドは、汎用的な例外チェーン機能以前から使用されています。今後この情報を記録するときは、initCause(Throwable) メソッドを使用することをお勧めします。

パラメータ:
e - null の可能性がある、失敗するネーミング操作の原因となった例外。null の場合は、このネーミング例外に対して根本的原因がないことを示す
関連項目:
getRootCause(), rootException, initCause(java.lang.Throwable)

getCause

public Throwable getCause()
この例外の原因を返します。原因は、このネーミング例外がスローされる原因となった Throwable です。原因が存在しない場合や不明な場合は、null を返します。

オーバーライド:
クラス Throwable 内の getCause
戻り値:
この例外の原因。原因が存在しないか不明の場合は null
導入されたバージョン:
1.4
関連項目:
initCause(Throwable)

initCause

public Throwable initCause(Throwable cause)
この例外の原因を、指定された値に初期化します。原因は、このネーミング例外がスローされる原因となった Throwable です。

このメソッドは最大で 1 回呼び出すことができます。

オーバーライド:
クラス Throwable 内の initCause
パラメータ:
cause - 原因 (あとで getCause() メソッドで取得するために保存される)。null 値は、原因が存在しないか不明であることを示す
戻り値:
この NamingException インスタンスへの参照
例外:
IllegalArgumentException - cause がこの例外である場合 (Throwable はそれ自身の原因にはなれない)
IllegalStateException - このメソッドが、この例外に対してすでに呼び出されていた場合
導入されたバージョン:
1.4
関連項目:
getCause()

toString

public String toString()
この例外の文字列表現が生成されます。文字列表現は、この例外のクラス名、その詳細メッセージで構成されます。根本的原因がある場合は、根本的原因を持つ例外の文字列表現と、そのあとに続く残りの名前 (null でない場合) で構成されます。この文字列はデバッグのために使用され、プログラムによって解釈されることはありません。

オーバーライド:
クラス Throwable 内の toString
戻り値:
この例外の文字列表現が格納される null 以外の文字列

toString

public String toString(boolean detail)
より詳細な文字列表現が生成されます。この文字列表現は、パラメータをとらない toString() によって返される情報と、解決されたオブジェクトの文字列表現 (null でない場合) で構成されます。この文字列はデバッグに使用され、プログラムによって解釈されることはありません。

パラメータ:
detail - true の場合、ほかの情報以外に解決されたオブジェクトに関する詳細を含む
戻り値:
文字列表現が格納される null 以外の文字列

JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java 2 SDK SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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