JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

java.lang
クラス Short

java.lang.Object
  上位を拡張 java.lang.Number
      上位を拡張 java.lang.Short
すべての実装されたインタフェース:
Serializable, Comparable<Short>

public final class Short
extends Number
implements Comparable<Short>

Short クラスは、プリミティブ型 short の値をオブジェクト内にラップします。Short 型のオブジェクトには、short 型の単一のフィールドがあります。

さらにこのクラスは、shortString に、Stringshort に変換する各種メソッドや、short の処理時に役立つ定数およびメソッドも提供します。

導入されたバージョン:
JDK1.1
関連項目:
Number, 直列化された形式

フィールドの概要
static short MAX_VALUE
          short に設定可能な最大値 (215-1) を保持する定数
static short MIN_VALUE
          short に設定可能な最小値 (-215) を保持する定数
static int SIZE
          2 の補数バイナリ形式で short 値を表すのに使用されるビット数
static Class<Short> TYPE
          short のプリミティブ型を表す Class インスタンス
 
コンストラクタの概要
Short(short value)
          指定された short 値を表す、新しく割り当てられた Short オブジェクトを構築します。
Short(String s)
          String パラメータで示される short 値を表す、新しく割り当てられた Short オブジェクトを構築します。
 
メソッドの概要
 byte byteValue()
          この Short の値を byte として返します。
 int compareTo(Short anotherShort)
          2 つの Short オブジェクトを数値的に比較します。
static Short decode(String nm)
          StringShort にデコードします。
 double doubleValue()
          この Short の値を double として返します。
 boolean equals(Object obj)
          このオブジェクトを指定されたオブジェクトと比較します。
 float floatValue()
          この Short の値を float として返します。
 int hashCode()
          Short のハッシュコードを返します。
 int intValue()
          この Short の値を int として返します。
 long longValue()
          この Short の値を long として返します。
static short parseShort(String s)
          文字列の引数を符号付き 10 進数の short 型として構文解析します。
static short parseShort(String s, int radix)
          2 番目の引数に指定された基数をもとにして、文字列の引数を符号付き short として構文解析します。
static short reverseBytes(short i)
          指定された short 値の 2 の補数表現でバイトの順序を逆にして取得された値を返します。
 short shortValue()
          この Short の値を short として返します。
 String toString()
          この Short の値を表す String オブジェクトを返します。
static String toString(short s)
          指定された short を表す新規 String オブジェクトを返します。
static Short valueOf(short s)
          指定された short 値を表す short インスタンスを返します。
static Short valueOf(String s)
          特定の String により指定された値を保持する Short オブジェクトを返します。
static Short valueOf(String s, int radix)
          2 番目の引数で指定された基数を使用した構文解析時に、指定された String から抽出された値を保持する Short オブジェクトを返します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

MIN_VALUE

public static final short MIN_VALUE
short に設定可能な最小値 (-215) を保持する定数

関連項目:
定数フィールド値

MAX_VALUE

public static final short MAX_VALUE
short に設定可能な最大値 (215-1) を保持する定数

関連項目:
定数フィールド値

TYPE

public static final Class<Short> TYPE
short のプリミティブ型を表す Class インスタンス


SIZE

public static final int SIZE
2 の補数バイナリ形式で short 値を表すのに使用されるビット数

関連項目:
定数フィールド値
コンストラクタの詳細

Short

public Short(short value)
指定された short 値を表す、新しく割り当てられた Short オブジェクトを構築します。

パラメータ:
value - Short によって表される値

Short

public Short(String s)
      throws NumberFormatException
String パラメータで示される short 値を表す、新しく割り当てられた Short オブジェクトを構築します。文字列は、基数 10 で parseShort メソッドを使用するのと同じように short 値に変換されます。

パラメータ:
s - Short に変換される String
例外:
NumberFormatException - String が構文解析可能な short 値を含まない場合
関連項目:
parseShort(java.lang.String, int)
メソッドの詳細

toString

public static String toString(short s)
指定された short を表す新規 String オブジェクトを返します。基数は 10 と見なされます。

パラメータ:
s - 変換される short
戻り値:
指定された short の文字列表現
関連項目:
Integer.toString(int)

parseShort

public static short parseShort(String s)
                        throws NumberFormatException
文字列の引数を符号付き 10 進数の short 型として構文解析します。文字列にある文字はすべて、10 進数でなければなりません。ただし、1 番目の文字だけは、負の値を表すためにマイナス記号の ASCII 文字「-」(「\u002D」)であってもかまいません。以上の結果生成された short 値が返されます。これは、この引数と基数 10 が parseShort(java.lang.String, int) メソッドに引数として指定された場合とまったく同じです。

パラメータ:
s - 構文解析対象の short 表現を含む String
戻り値:
10 進数の引数で表される short
例外:
NumberFormatException - 文字列が構文解析可能な short を含まない場合

parseShort

public static short parseShort(String s,
                               int radix)
                        throws NumberFormatException
2 番目の引数に指定された基数をもとにして、文字列の引数を符号付き short として構文解析します。文字列にある文字はすべて、指定された基数の桁に使う数字でなければなりません。これは、Character.digit(char, int) が負ではない値を返すかどうかによって調べることができます。ただし、1 番目の文字だけは、負の値を表すためにマイナス記号の ASCII 文字「-」(「\u002D」) であってもかまいません。以上の結果生成された byte 値が返されます。

以下に挙げる状況のどれかが発生した場合に、NumberFormatException 型の例外がスローされます。

パラメータ:
s - 構文解析対象の short 表現を含む String
radix - s の構文解析時に使用する基数
戻り値:
指定された基数での、文字列引数で表される short
例外:
NumberFormatException - String が構文解析可能な short 値を含まない場合

valueOf

public static Short valueOf(String s,
                            int radix)
                     throws NumberFormatException
2 番目の引数で指定された基数を使用した構文解析時に、指定された String から抽出された値を保持する Short オブジェクトを返します。最初の引数は、2 番目の引数で指定された基数内の符号付き short として解釈されます。これは、引数が parseShort(java.lang.String, int) メソッドに渡された場合とまったく同じです。結果は、文字列により指定された short 値を表す Short オブジェクトになります。

つまり、このメソッドが返す Short オブジェクトの値は、次の値に等しくなります。

new Short(Short.parseShort(s, radix))

パラメータ:
s - 解析される文字列
radix - s の解釈に使用する基数
戻り値:
指定された基数での、文字列引数で表される値を保持する Short オブジェクト
例外:
NumberFormatException - String が構文解析可能な short 値を含まない場合

valueOf

public static Short valueOf(String s)
                     throws NumberFormatException
特定の String により指定された値を保持する Short オブジェクトを返します。引数は、符号付き 10 進数の short として解釈されます。これは、parseShort(java.lang.String) メソッドに引数が指定された場合とまったく同じです。生成された結果は、文字列により指定された short 値を表す Short オブジェクトになります。

つまり、このメソッドが返す Byte オブジェクトの値は、次の値に等しくなります。

new Short(Short.parseShort(s))

パラメータ:
s - 解析される文字列
戻り値:
文字列引数により表される値を保持する Short オブジェクト
例外:
NumberFormatException - String が構文解析可能な short 値を含まない場合

valueOf

public static Short valueOf(short s)
指定された short 値を表す short インスタンスを返します。新規 short インスタンスが不要な場合、通常このメソッドがコンストラクタ Short(short) に優先して使用されます。その理由は、このメソッドが頻繁に要求される値をキャッシュするので、操作に必要な領域や時間がはるかに少なくて済む場合が多いためです。

パラメータ:
s - short 値
戻り値:
s を表す Short インスタンス
導入されたバージョン:
1.5

decode

public static Short decode(String nm)
                    throws NumberFormatException
StringShort にデコードします。以下の文法の 10 進数、16 進数、および 8 進数を指定できます。

Sign:
-
DecimalNumeralHexDigits、および OctalDigits は、『Java 言語仕様』§3.10.1 で定義されています。

負の符号 (オプション) と基数指示子のどちらかまたはその両方に続く文字シーケンス (「0x」、「0X」、「#」、または先頭のゼロ) は、指定された基数 (10、16、または 8) で Short.parseShort メソッドを使う場合と同じように構文解析されます。この文字シーケンスは正の数でなければならず、そうでない場合は NumberFormatException がスローされます。指定された String の最初の文字が負の符号である場合、生成された結果は否定されます。String に空白文字を指定することはできません。

パラメータ:
nm - デコード対象の String
戻り値:
nm により表される short 値を保持する Short オブジェクト
例外:
NumberFormatException - String が構文解析可能な short 値を含まない場合
関連項目:
parseShort(java.lang.String, int)

byteValue

public byte byteValue()
この Short の値を byte として返します。

オーバーライド:
クラス Number 内の byteValue
戻り値:
このオブジェクトが表す数値を byte 型に変換した値

shortValue

public short shortValue()
この Short の値を short として返します。

オーバーライド:
クラス Number 内の shortValue
戻り値:
このオブジェクトが表す数値を short 型に変換した値

intValue

public int intValue()
この Short の値を int として返します。

定義:
クラス Number 内の intValue
戻り値:
このオブジェクトが表す数値を int 型に変換した値

longValue

public long longValue()
この Short の値を long として返します。

定義:
クラス Number 内の longValue
戻り値:
このオブジェクトが表す数値を long 型に変換した値

floatValue

public float floatValue()
この Short の値を float として返します。

定義:
クラス Number 内の floatValue
戻り値:
このオブジェクトが表す数値を float 型に変換した値

doubleValue

public double doubleValue()
この Short の値を double として返します。

定義:
クラス Number 内の doubleValue
戻り値:
このオブジェクトが表す数値を double 型に変換した値

toString

public String toString()
この Short の値を表す String オブジェクトを返します。値は、符号付きの 10 進数表現に変換され、文字列として返されます。これは、short 値が toString(short) メソッドの引数として指定された場合とまったく同じです。

オーバーライド:
クラス Object 内の toString
戻り値:
このオブジェクトの 10 進数 (基数 10) による文字列表現

hashCode

public int hashCode()
Short のハッシュコードを返します。

オーバーライド:
クラス Object 内の hashCode
戻り値:
このオブジェクトのハッシュコード値
関連項目:
Object.equals(java.lang.Object), Hashtable

equals

public boolean equals(Object obj)
このオブジェクトを指定されたオブジェクトと比較します。結果が true になるのは、引数が null ではなく、このオブジェクトと同じ short 値を含む Short オブジェクトである場合だけです。

オーバーライド:
クラス Object 内の equals
パラメータ:
obj - 比較対象のオブジェクト
戻り値:
オブジェクトが同じである場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
Object.hashCode(), Hashtable

compareTo

public int compareTo(Short anotherShort)
2 つの Short オブジェクトを数値的に比較します。

定義:
インタフェース Comparable<Short> 内の compareTo
パラメータ:
anotherShort - 比較対象の Short
戻り値:
この Short が引数 Short と等しい場合は値 0。この Short が引数 Short より小さい数値の場合は 0 より小さい値。この Short が引数 Short より大きい数値の場合は 0 より大きい値 (符号付きの比較)
導入されたバージョン:
1.2

reverseBytes

public static short reverseBytes(short i)
指定された short 値の 2 の補数表現でバイトの順序を逆にして取得された値を返します。

戻り値:
指定された short 値でバイト順を逆にして (つまり入れ替えて) 取得した値
導入されたバージョン:
1.5

JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java 2 SDK SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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