JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

java.awt.image
クラス AffineTransformOp

java.lang.Object
  上位を拡張 java.awt.image.AffineTransformOp
すべての実装されたインタフェース:
BufferedImageOp, RasterOp

public class AffineTransformOp
extends Object
implements BufferedImageOp, RasterOp

このクラスは、アフィン変換を使用して、ソースのイメージまたは Raster の 2 次元座標からデスティネーションのイメージまたは Raster の 2 次元座標への線形マッピングを実行します。使用される補間の型は、コンストラクタを介して、RenderingHints オブジェクトまたはこのクラスで定義されている整数型補間型のうちの 1 つによって指定されます。

RenderingHints オブジェクトがコンストラクタで指定される場合、補間ヒントおよび描画品質ヒントがこのオペレーションの補間型を設定するために使用されます。カラー描画ヒントおよびディザリングヒントは、色変換が必要な場合に使用されます。

次の制約に従う必要があります。

関連項目:
AffineTransform, BufferedImageFilter, RenderingHints.KEY_INTERPOLATION, RenderingHints.KEY_RENDERING, RenderingHints.KEY_COLOR_RENDERING, RenderingHints.KEY_DITHERING

フィールドの概要
static int TYPE_BICUBIC
          バイキュービック補間型です。
static int TYPE_BILINEAR
          双一次補間型です。
static int TYPE_NEAREST_NEIGHBOR
          最近傍補間 (Nearest Neighbor Interpolation) 型です。
 
コンストラクタの概要
AffineTransformOp(AffineTransform xform, int interpolationType)
          アフィン変換および補間型を指定して AffineTransformOp を構築します。
AffineTransformOp(AffineTransform xform, RenderingHints hints)
          アフィン変換を指定して AffineTransformOp を構築します。
 
メソッドの概要
 BufferedImage createCompatibleDestImage(BufferedImage src, ColorModel destCM)
          正しいサイズおよびバンド数で、ゼロ化されたデスティネーションのイメージを作成します。
 WritableRaster createCompatibleDestRaster(Raster src)
          正しいサイズおよびバンド数で、ゼロ化されたデスティネーション Raster を作成します。
 BufferedImage filter(BufferedImage src, BufferedImage dst)
          ソースの BufferedImage を変換し、その結果をデスティネーションの BufferedImage に格納します。
 WritableRaster filter(Raster src, WritableRaster dst)
          ソースの Raster を変換し、その結果をデスティネーションの Raster に格納します。
 Rectangle2D getBounds2D(BufferedImage src)
          変換されたデスティネーションのバウンディングボックスを返します。
 Rectangle2D getBounds2D(Raster src)
          変換されたデスティネーションのバウンディングボックスを返します。
 int getInterpolationType()
          このオペレーションに使用される補間型を返します。
 Point2D getPoint2D(Point2D srcPt, Point2D dstPt)
          指定されたソースのポイントに対応するデスティネーションのポイントの位置を返します。
 RenderingHints getRenderingHints()
          この変換オペレーションに使用される描画ヒントを返します。
 AffineTransform getTransform()
          この変換オペレーションに使用されるアフィン変換を返します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

TYPE_NEAREST_NEIGHBOR

public static final int TYPE_NEAREST_NEIGHBOR
最近傍補間 (Nearest Neighbor Interpolation) 型です。

関連項目:
定数フィールド値

TYPE_BILINEAR

public static final int TYPE_BILINEAR
双一次補間型です。

関連項目:
定数フィールド値

TYPE_BICUBIC

public static final int TYPE_BICUBIC
バイキュービック補間型です。

関連項目:
定数フィールド値
コンストラクタの詳細

AffineTransformOp

public AffineTransformOp(AffineTransform xform,
                         RenderingHints hints)
アフィン変換を指定して AffineTransformOp を構築します。補間型は、RenderingHints オブジェクトにより決まります。補間ヒントが定義されている場合は、それを使用します。補間ヒントが定義されていない場合、描画品質ヒントが定義されていれば、補間型はその値から決まります。hints が指定されていない場合 (hints が null の場合)、補間型は TYPE_NEAREST_NEIGHBOR です。

パラメータ:
xform - オペレーションに使用する AffineTransform
hints - オペレーションの補間型を指定するために使用される RenderingHints オブジェクト
例外:
ImagingOpException - 変換を逆変換できない場合
関連項目:
RenderingHints.KEY_INTERPOLATION, RenderingHints.KEY_RENDERING

AffineTransformOp

public AffineTransformOp(AffineTransform xform,
                         int interpolationType)
アフィン変換および補間型を指定して AffineTransformOp を構築します。

パラメータ:
xform - オペレーションに使用する AffineTransform
interpolationType - このクラスで定義されている整数値補間型定数の 1 つ。TYPE_NEAREST_NEIGHBORTYPE_BILINEARTYPE_BICUBIC
例外:
ImagingOpException - 変換を逆変換できない場合
メソッドの詳細

getInterpolationType

public final int getInterpolationType()
このオペレーションに使用される補間型を返します。

戻り値:
補間型
関連項目:
TYPE_NEAREST_NEIGHBOR, TYPE_BILINEAR, TYPE_BICUBIC

filter

public final BufferedImage filter(BufferedImage src,
                                  BufferedImage dst)
ソースの BufferedImage を変換し、その結果をデスティネーションの BufferedImage に格納します。2 つのイメージのカラーモデルが一致しない場合は、デスティネーションのカラーモデルへの変換が実行されます。デスティネーションのイメージが null の場合、ソースの ColorModel により BufferedImage が作成されます。

getBounds2D(BufferedImage) が返す矩形の座標と、このメソッドが返す BufferedImage の座標は必ず一致するとは限りません。矩形の左上隅の座標が負の場合、矩形のこの部分は描画されません。矩形の左上隅の座標が正の場合、フィルタを通したイメージはデスティネーション BufferedImage のその位置に描画されます。

ソースがデスティネーションと同じ場合は、IllegalArgumentException をスローします。

定義:
インタフェース BufferedImageOp 内の filter
パラメータ:
src - 変換対象の BufferedImage
dst - 変換の結果を格納する BufferedImage
戻り値:
フィルタされた BufferedImage
例外:
IllegalArgumentException - srcdst が同じ場合
ImagingOpException - 無効なイメージ形式、タイル形式、イメージ処理操作によって起こるデータ処理エラー、またはその他のサポートされていない操作のためにイメージを変換できない場合

filter

public final WritableRaster filter(Raster src,
                                   WritableRaster dst)
ソースの Raster を変換し、その結果をデスティネーションの Raster に格納します。このオペレーションは、バンドごとの変換を実行します。

デスティネーションの Raster が null の場合は、新しい Raster が作成されます。ソースがデスティネーションと同一の場合、またはソースのバンド数とデスティネーションのバンド数が等しくない場合には、IllegalArgumentException がスローされます。

getBounds2D(Raster) が返す矩形の座標と、このメソッドが返す WritableRaster の座標は必ず一致するとは限りません。矩形の左上隅の座標が負の場合、矩形のこの部分は描画されません。矩形の座標が正の場合、フィルタを通したイメージはデスティネーション Raster のその位置に描画されます。

定義:
インタフェース RasterOp 内の filter
パラメータ:
src - 変換対象の Raster
dst - 変換の結果を格納する Raster
戻り値:
変換された Raster
例外:
ImagingOpException - 無効なイメージ形式、タイル形式、イメージ処理操作により起こるデータ処理エラー、または、その他サポートされていない操作のためラスタを変換できない場合

getBounds2D

public final Rectangle2D getBounds2D(BufferedImage src)
変換されたデスティネーションのバウンディングボックスを返します。返される矩形は、変換されたポイントの実際のバウンディングボックスです。返される矩形の左上隅の座標は (0, 0) でない可能性があります。

定義:
インタフェース BufferedImageOp 内の getBounds2D
パラメータ:
src - 変換対象の BufferedImage
戻り値:
デスティネーションのバウンディングボックスを表す Rectangle2D

getBounds2D

public final Rectangle2D getBounds2D(Raster src)
変換されたデスティネーションのバウンディングボックスを返します。返される矩形は、変換されたポイントの実際のバウンディングボックスです。返される矩形の左上隅の座標は (0, 0) でない可能性があります。

定義:
インタフェース RasterOp 内の getBounds2D
パラメータ:
src - 変換対象の Raster
戻り値:
デスティネーションのバウンディングボックスを表す Rectangle2D

createCompatibleDestImage

public BufferedImage createCompatibleDestImage(BufferedImage src,
                                               ColorModel destCM)
正しいサイズおよびバンド数で、ゼロ化されたデスティネーションのイメージを作成します。変換された幅または高さが 0 に等しい場合は、RasterFormatException がスローされます。

destCM が null の場合は、適切な ColorModel が使用されます。使用される ColorModel は、ソースの ColorModel が不透明な場合にも、アルファチャネルを持つ場合があります。

定義:
インタフェース BufferedImageOp 内の createCompatibleDestImage
パラメータ:
src - 変換対象の BufferedImage
destCM - デスティネーションの ColorModel。null の場合は、適切な ColorModel が使用される
戻り値:
ゼロ化されたデスティネーションのイメージ

createCompatibleDestRaster

public WritableRaster createCompatibleDestRaster(Raster src)
正しいサイズおよびバンド数で、ゼロ化されたデスティネーション Raster を作成します。変換された幅または高さが 0 に等しい場合は、RasterFormatException がスローされます。

定義:
インタフェース RasterOp 内の createCompatibleDestRaster
パラメータ:
src - 変換対象の Raster
戻り値:
ゼロ化されたデスティネーションの Raster

getPoint2D

public final Point2D getPoint2D(Point2D srcPt,
                                Point2D dstPt)
指定されたソースのポイントに対応するデスティネーションのポイントの位置を返します。dstPt が指定されている場合、その dstPt が戻り値を保持します。

定義:
インタフェース BufferedImageOp 内の getPoint2D
定義:
インタフェース RasterOp 内の getPoint2D
パラメータ:
srcPt - ソースのポイントを表す Point2D
dstPt - 結果が格納される Point2D
戻り値:
指定されたソースのポイントに対応するデスティネーションの Point2D

getTransform

public final AffineTransform getTransform()
この変換オペレーションに使用されるアフィン変換を返します。

戻り値:
このオペレーションに関連した AffineTransform

getRenderingHints

public final RenderingHints getRenderingHints()
この変換オペレーションに使用される描画ヒントを返します。

定義:
インタフェース BufferedImageOp 内の getRenderingHints
定義:
インタフェース RasterOp 内の getRenderingHints
戻り値:
このオペレーションに関連した RenderingHints オブジェクト

JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java 2 SDK SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

Copyright 2004 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. Use is subject to license terms. Documentation Redistribution Policy も参照してください。