JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

java.awt.font
クラス GlyphJustificationInfo

java.lang.Object
  上位を拡張 java.awt.font.GlyphJustificationInfo

public final class GlyphJustificationInfo
extends Object

GlyphJustificationInfo クラスは、グリフの位置揃えのプロパティに関する情報を示します。グリフとは、1 つ以上の文字の視覚的な表現です。単一文字または複数の文字の組み合わせを表現するために、さまざまな多くのグリフを使うことができます。GlyphJustificationInfo で表される 4 つの位置揃えプロパティは、ウェイト、プライオリティ、アブソーブ、およびリミットです。

ウェイトは、行にあるグリフの全体的な重みを表します。通常、ウェイトはフォントのサイズに正比例します。グリフのウェイトが重いほど、それに応じてより大きな間が割り当てられます。

プライオリティは、このグリフを使う位置揃えの段階を指定します。プライオリティが同じグリフはすべて、次のプライオリティのグリフよりも先に処理されます。領域上のすべての変更を、あるプライオリティのグリフ全体でリミットを超えずに配分できる場合は、次のプライオリティのグリフを調べることはありません。プライオリティには、kashida、whitespace、interchar、および none の 4 種類があります。KASHIDA が最初に調べられるプライオリティで、NONE が最後になります。

アブソーブ (吸収) は、グリフが領域内のすべての変更を吸収するかどうかを指定します。任意のプライオリティで、領域でのすべての変更を吸収するグリフがあってもかまいません。そのようなグリフがある場合、以後のプライオリティにあるグリフはいっさい調べません。

リミットは、グリフが変化できる量の最大値、あるいは最小値を指定します。グリフの右側と左側で、リミットが異なる場合もあります。

GlyphJustificationInfo は、「伸張」と「収縮」という 2 つのメトリックスを表します。伸張メトリックスは、行にあるグリフをより広い幅にあわせて空ける場合に使い、収縮メトリックスは、より狭い幅にあわせてグリフを詰めるときに使います。


フィールドの概要
 boolean growAbsorb
          true の場合、このグリフは伸張するときに、自分と同じかそれ以下のプライオリティレベルの余分な領域をすべて吸収します。
 float growLeftLimit
          このグリフの左側で伸張できる最大量です。
 int growPriority
          伸張するときの、このグリフのプライオリティレベルです。
 float growRightLimit
          このグリフの右側で伸張できる最大量です。
static int PRIORITY_INTERCHAR
          位置揃えの下から 2 番目のプライオリティです。
static int PRIORITY_KASHIDA
          位置揃えの最高位のプライオリティです。
static int PRIORITY_NONE
          位置揃えの最低位のプライオリティです。
static int PRIORITY_WHITESPACE
          位置揃えの 2 番目のプライオリティです。
 boolean shrinkAbsorb
          true の場合、このグリフは収縮するときに、自分と同じかそれ以下のプライオリティレベルの未収縮分をすべて吸収します。
 float shrinkLeftLimit
          このグリフの左側で収縮できる最大量です。
 int shrinkPriority
          収縮するときの、このグリフのプライオリティレベルです。
 float shrinkRightLimit
          このグリフの右側で収縮できる最大量です。
 float weight
          このグリフのウェイトです。
 
コンストラクタの概要
GlyphJustificationInfo(float weight, boolean growAbsorb, int growPriority, float growLeftLimit, float growRightLimit, boolean shrinkAbsorb, int shrinkPriority, float shrinkLeftLimit, float shrinkRightLimit)
          グリフの位置揃えのプロパティに関する情報を作成します。
 
メソッドの概要
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

PRIORITY_KASHIDA

public static final int PRIORITY_KASHIDA
位置揃えの最高位のプライオリティです。

関連項目:
定数フィールド値

PRIORITY_WHITESPACE

public static final int PRIORITY_WHITESPACE
位置揃えの 2 番目のプライオリティです。

関連項目:
定数フィールド値

PRIORITY_INTERCHAR

public static final int PRIORITY_INTERCHAR
位置揃えの下から 2 番目のプライオリティです。

関連項目:
定数フィールド値

PRIORITY_NONE

public static final int PRIORITY_NONE
位置揃えの最低位のプライオリティです。

関連項目:
定数フィールド値

weight

public final float weight
このグリフのウェイトです。


growPriority

public final int growPriority
伸張するときの、このグリフのプライオリティレベルです。


growAbsorb

public final boolean growAbsorb
true の場合、このグリフは伸張するときに、自分と同じかそれ以下のプライオリティレベルの余分な領域をすべて吸収します。


growLeftLimit

public final float growLeftLimit
このグリフの左側で伸張できる最大量です。


growRightLimit

public final float growRightLimit
このグリフの右側で伸張できる最大量です。


shrinkPriority

public final int shrinkPriority
収縮するときの、このグリフのプライオリティレベルです。


shrinkAbsorb

public final boolean shrinkAbsorb
true の場合、このグリフは収縮するときに、自分と同じかそれ以下のプライオリティレベルの未収縮分をすべて吸収します。


shrinkLeftLimit

public final float shrinkLeftLimit
このグリフの左側で収縮できる最大量です。正の数で指定します。


shrinkRightLimit

public final float shrinkRightLimit
このグリフの右側で収縮できる最大量です。正の数で指定します。

コンストラクタの詳細

GlyphJustificationInfo

public GlyphJustificationInfo(float weight,
                              boolean growAbsorb,
                              int growPriority,
                              float growLeftLimit,
                              float growRightLimit,
                              boolean shrinkAbsorb,
                              int shrinkPriority,
                              float shrinkLeftLimit,
                              float shrinkRightLimit)
グリフの位置揃えのプロパティに関する情報を作成します。

パラメータ:
weight - 領域を割り当てるときの、このグリフのウェイト。負でない数値
growAbsorb - true の場合、このグリフは伸張するときに自分と同じかそれ以下のプライオリティレベルの余分な領域をすべて吸収する
growPriority - 伸張するときの、このグリフのプライオリティレベル
growLeftLimit - このグリフの左側で伸張できる最大量。負でない数値
growRightLimit - このグリフの右側で伸張できる最大量。負でない数値
shrinkAbsorb - true の場合、このグリフは収縮するときに自分と同じかそれ以下のプライオリティレベルの未収縮分をすべて吸収する
shrinkPriority - 収縮するときの、このグリフのプライオリティレベル
shrinkLeftLimit - このグリフの左側で収縮できる最大量。負でない数値
shrinkRightLimit - このグリフの右側で収縮できる最大量。負でない数値

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バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java 2 SDK SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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