JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

java.applet
インタフェース AppletContext


public interface AppletContext

このインタフェースはアプレットの環境に対応します。アプレットの環境とは、アプレットを含むドキュメント、および同じドキュメント内にあるほかのアプレットのことです。

このインタフェースのメソッドをアプレット内で使用すると、そのアプレットの環境についての情報を取得できます。

導入されたバージョン:
JDK1.0

メソッドの概要
 Applet getApplet(String name)
          このアプレットコンテキストによって表示されるドキュメント内で、指定された名前のアプレットを探して返します。
 Enumeration<Applet> getApplets()
          このアプレットコンテキストによって表示されるドキュメント内にあるすべてのアプレットを探します。
 AudioClip getAudioClip(URL url)
          オーディオクリップを取得します。
 Image getImage(URL url)
          Image オブジェクトを返します。
 InputStream getStream(String key)
          このアプレットコンテキスト内に関連付けられているキーへのストリームを返します。
 Iterator<String> getStreamKeys()
          このアプレットコンテキスト内のストリームのキーをすべて検索します。
 void setStream(String key, InputStream stream)
          指定されたストリームをこのアプレットコンテキストの指定されたキーに関連付けます。
 void showDocument(URL url)
          表示中の Web ページの代わりに、指定された URL のページを表示します。
 void showDocument(URL url, String target)
          ブラウザまたはアプレットビューアに、引数 url に指定された Web ページを表示するように要求します。
 void showStatus(String status)
          引数に指定された文字列を「ステータスウィンドウ」に表示するように要求します。
 

メソッドの詳細

getAudioClip

AudioClip getAudioClip(URL url)
オーディオクリップを取得します。

パラメータ:
url - オーディオクリップの位置を示す絶対 URL
戻り値:
指定された URL にあるオーディオクリップ

getImage

Image getImage(URL url)
Image オブジェクトを返します。このオブジェクトは、画面に描画することができます。引数 url には、絶対 URL を指定する必要があります。

このメソッドは、イメージがあるかどうかにかかわらず、すぐに復帰します。アプレットが画面にイメージを描画しようとしたときに、データがロードされます。イメージは少しずつ画面に描画されていきます。

パラメータ:
url - イメージの位置を示す絶対 URL
戻り値:
指定された URL にあるイメージ
関連項目:
Image

getApplet

Applet getApplet(String name)
このアプレットコンテキストによって表示されるドキュメント内で、指定された名前のアプレットを探して返します。アプレット名は、HTML タグの name 属性を使って指定できます。

パラメータ:
name - アプレットの名前
戻り値:
指定された名前のアプレット。アプレットが見つからない場合は null

getApplets

Enumeration<Applet> getApplets()
このアプレットコンテキストによって表示されるドキュメント内にあるすべてのアプレットを探します。

戻り値:
このアプレットコンテキストによって表示されるドキュメント内にあるすべてのアプレットの列挙

showDocument

void showDocument(URL url)
表示中の Web ページの代わりに、指定された URL のページを表示します。アプレットコンテキストがブラウザでない場合は、このメソッドは無視されます。

パラメータ:
url - ドキュメントの位置を示す絶対 URL

showDocument

void showDocument(URL url,
                  String target)
ブラウザまたはアプレットビューアに、引数 url に指定された Web ページを表示するように要求します。引数 target には、ドキュメントを表示する HTML フレームを指定します。引数 target は次のように解釈されます。

引数 target説明
"_self" アプレットを含むウィンドウおよびフレームに表示する
"_parent"アプレットの親フレームに表示する。親フレームがない場合は "_self" と同じ
"_top" アプレットのウィンドウの最上位フレームに表示する。アプレットのフレームが最上位フレームの場合は "_self" と同じ
"_blank" 名前のない新しい最上位ウィンドウに表示する
namename に名前を指定したフレームまたはウィンドウに表示する。name に指定したターゲットがまだない場合は、指定した名前で新しい最上位ウィンドウが作成され、そこにドキュメントが表示される

showDocument メソッドは、アプレットビューアやブラウザによっては無視されることがあります。

パラメータ:
url - ドキュメントの位置を示す絶対 URL
target - ページを表示する場所を示す String

showStatus

void showStatus(String status)
引数に指定された文字列を「ステータスウィンドウ」に表示するように要求します。多くのブラウザやアプレットビューアにはステータスウィンドウがあり、アプリケーションはこのウィンドウを使用してユーザに現在の状態を伝えることができます。

パラメータ:
status - ステータスウィンドウに表示される文字列

setStream

void setStream(String key,
               InputStream stream)
               throws IOException
指定されたストリームをこのアプレットコンテキストの指定されたキーに関連付けます。アプレットコンテキストが以前にこのキーのマッピングを保持していた場合、古い値が置き換えられます。

セキュリティ上の理由から、ストリームおよびキーのマッピングはコードベースごとに行います。つまり、あるコードベースのアプレットは、他のコードベースのアプレットによって作成されたストリームにアクセスできません。

パラメータ:
key - 指定される値が関連付けられるキー
stream - 指定されたキーに関連付けられたストリーム。パラメータが null の場合は、該当するアプレットコンテキストから指定されたキーが削除される
例外:
IOException - ストリームのサイズが指定のサイズ制限を超えた場合にスローされる。サイズ制限は、このインタフェースの実装者が決定する
IOException
導入されたバージョン:
JDK1.4

getStream

InputStream getStream(String key)
このアプレットコンテキスト内に関連付けられているキーへのストリームを返します。対象のアプレットにキーのストリームが含まれていない場合は、null が返されます。

セキュリティ上の理由から、ストリームおよびキーのマッピングはコードベースごとに行います。つまり、あるコードベースのアプレットは、他のコードベースのアプレットによって作成されたストリームにアクセスできません。

パラメータ:
key - 関連付けられた値が返されるストリーム
戻り値:
このアプレットコンテキストがマッピングしたキーへのストリーム
導入されたバージョン:
JDK1.4

getStreamKeys

Iterator<String> getStreamKeys()
このアプレットコンテキスト内のストリームのキーをすべて検索します。

セキュリティ上の理由から、ストリームおよびキーのマッピングはコードベースごとに行います。つまり、あるコードベースのアプレットは、他のコードベースのアプレットによって作成されたストリームにアクセスできません。

戻り値:
このアプレットコンテキスト内のストリーム名すべての反復子
導入されたバージョン:
JDK1.4

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バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java 2 SDK SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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