JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

org.w3c.dom
インタフェース TypeInfo


public interface TypeInfo

TypeInfo インタフェースは、文書に関連するスキーマで指定された Element ノードまたは Attr ノードから参照される型を表します。型は、名前空間 URI プロパティと名前プロパティの一対のペアであり、文書のスキーマによって決まります。

文書のスキーマが XML DTD「XML 1.0」である場合、値は次のように計算されます。

文書のスキーマが XML スキーマ「XML Schema Part 1」である場合、スキーマ検証後情報セットコントリビューション (PSVI コントリビューション) 値を使用して次のように計算されます。

注: したがって、W3C の範囲に含まれない他のスキーマ言語では、TypeInfo を使用して、型システムを表す方法を定義する必要があります。

「Document Object Model (DOM) Level 3 Core Specification」も参照してください。

導入されたバージョン:
DOM Level 3

フィールドの概要
static int DERIVATION_EXTENSION
          文書のスキーマが XML スキーマ「XML Schema Part 1」の場合、この定数は拡張による派生を表します。
static int DERIVATION_LIST
          文書のスキーマが XML スキーマ「XML Schema Part 1」のとき、この定数は リストを表します。
static int DERIVATION_RESTRICTION
          文書のスキーマが XML スキーマ 「XML Schema Part 1」のとき、複合型が関係する場合には、この定数は制限による派生を表し、単純な型が関係する場合には制限を表します。
static int DERIVATION_UNION
          文書のスキーマが XML スキーマ「XML Schema Part 1」のとき、単一の型が関係する場合には、この定数は共用体 を表します。
 
メソッドの概要
 String getTypeName()
          関連する要素または属性に対して宣言された型の名前。
 String getTypeNamespace()
          関連する要素または属性に対して宣言された型の名前空間。
 boolean isDerivedFrom(String typeNamespaceArg, String typeNameArg, int derivationMethod)
          このメソッドは、参照の型定義間 (つまり、メソッドが呼び出されている TypeInfo と、パラメータとして渡されるその他の型定義間) に派生があるかどうかを返します。
 

フィールドの詳細

DERIVATION_RESTRICTION

static final int DERIVATION_RESTRICTION
文書のスキーマが XML スキーマ 「XML Schema Part 1」のとき、複合型が関係する場合には、この定数は制限による派生を表し、単純な型が関係する場合には制限を表します。
参照の型定義は、ほかの型定義が参照の型定義と同じ場合や、参照の型定義から {base type definition} プロパティを辿ってほかの型定義に再帰的に到達できる場合は、制限によってほかの型定義から派生します。関係するすべての「derivation methods」は制限です。

関連項目:
定数フィールド値

DERIVATION_EXTENSION

static final int DERIVATION_EXTENSION
文書のスキーマが XML スキーマ「XML Schema Part 1」の場合、この定数は拡張による派生を表します。
参照の型定義は、参照の型定義から {base type definition} プロパティを辿ってほかの型定義に再帰的に到達できる場合には、拡張によってほかの型定義から派生します。関係する「derivation methods」の少なくとも 1 つが拡張です。

関連項目:
定数フィールド値

DERIVATION_UNION

static final int DERIVATION_UNION
文書のスキーマが XML スキーマ「XML Schema Part 1」のとき、単一の型が関係する場合には、この定数は共用体 を表します。
2 つの型定義、T1 と T2 が存在する場合は、共用体によってほかの型定義から派生します (参照の型定義は DERIVATION_RESTRICTION または DERIVATION_EXTENSION によって T1 から派生し、T2 は、DERIVATION_RESTRICTION によってほかの型定義から派生する。T1 は {variety}「共用体」を持ち、T2 は {member type definitions} の 1 つである)。T1 は参照の型定義と同じになり、T2 はほかの型定義と同じになります。

関連項目:
定数フィールド値

DERIVATION_LIST

static final int DERIVATION_LIST
文書のスキーマが XML スキーマ「XML Schema Part 1」のとき、この定数は リストを表します。
2 つの型定義、T1 と T2 が存在する場合は、リストによってほかの型定義から派生します (参照の型定義は DERIVATION_RESTRICTION または DERIVATION_EXTENSION によって T1 から派生し、T2 は、DERIVATION_RESTRICTION によってほかの型定義から派生する。T1 は {variety}「リスト」を持ち、T2 は {item type definition} である)。T1 は参照の型定義と同じになり、T2 はほかの型定義と同じになります。

関連項目:
定数フィールド値
メソッドの詳細

getTypeName

String getTypeName()
関連する要素または属性に対して宣言された型の名前。未知の場合は null


getTypeNamespace

String getTypeNamespace()
関連する要素または属性に対して宣言された型の名前空間。要素が宣言を持たない場合、または名前空間情報がない場合は null


isDerivedFrom

boolean isDerivedFrom(String typeNamespaceArg,
                      String typeNameArg,
                      int derivationMethod)
このメソッドは、参照の型定義間 (つまり、メソッドが呼び出されている TypeInfo と、パラメータとして渡されるその他の型定義間) に派生があるかどうかを返します。

パラメータ:
typeNamespaceArg - その他の型定義の名前空間
typeNameArg - その他の型定義の名前
derivationMethod - このインタフェースで提供された定数のリストで規定されているように、派生の型および 2 つの型間に適用される条件
戻り値:
文書のスキーマが DTD であるか、文書に関連付けられたスキーマがない場合、このメソッドは常に false を返す。文書のスキーマが XML スキーマであるとき、参照の型定義が派生パラメータに従ってほかの型定義から派生する場合、メソッドは true を返す。パラメータの値が 0 のとき (derivationMethod パラメータに対して 1 に設定されるビットはない)、参照の型定義から {base type definition}、{item type definition}、または {member type definitions} の任意の組み合わせを再帰的に扱うことによって他の型定義へ再帰的に到達できる場合は、メソッドは true を返す

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